TBS「マツコの知らない世界」で氷温熟成干し芋が紹介
今回紹介するのは、珍しい皮つきの「氷温熟成」された干し芋。
近所のスーパーにいったら、たまたまみつけてしまったんですね〜。
見た目も黄金色で美しかったのもありましたが、「氷温熟成」というワードに、んん!?なんだこれ?となり、
思わず手をとってしまいました(^o^)
この「氷温熟成皮つき干し芋」は、原材料は茨城県産のさつまいもを使用しており、栃木県佐野市の株式会社東京フードさんが製造しておられます。
2020年3月3日(火)に放送された、TBS「マツコの知らない世界」でこの氷温熟成干し芋が紹介されていました!「もはやスイーツ!干し芋の世界」というテーマで、最新干し芋の数々が紹介されている中で、氷温®熟成皮つき干し芋が紹介され、マツコさんも「なるほど 干してる感もライトだね」と感心していました。
つかわれているさつまいもは、「シルクスイーツ」という品種。
こちらのシルクスイーツというさつまいもの品種は、2012年に品種登録された、茨城出身のこちらも新しいさつまいもだそうです。
名前通り「シルクのような食感」が最大の特徴で、「するっ」と入ってきて「ふわっ」と浮くような食感が今までに無い新感覚なさつまいもといわれています。
そのなめらかで上品な舌触りから人気が急上昇中で、甘さも昔ながらのサツマイモと比べてしっかり甘いそうです。
氷温熟成ってなに!?
「氷温熟成」というワードが気になるところですが、干しいもにするさつまいもは、基本的には少なくとも1ヶ月以上の熟成期間を経て、定温の保管庫の中で眠らせたものを使います。収穫してすぐに製造工程に入ることはないそうです。実は収穫してすぐのものは、甘みが少なくパサパサした食感になってしまうからです。
そこで重要になってくるのが「熟成」。甘みや独特の食感を引き出すため、収穫した芋を甘みが増すまでねかせるんですね〜。
この氷温熟成の干しいもは、干しいもを1ヶ月熟成させる期間の温度がどうやら普通とは違うようです。
氷温熟成とは、どんな方法と思ったところパッケージの裏に書いてありました。
氷温熟成干しいもとは、干し芋を0℃〜氷結点までの温度帯「氷温域」でじっくりと熟成すること。
さつまいもをほしいも用に熟成させるのに氷温域でねかせてるんですね〜。
氷温熟成することでより甘く、しっとりした食感に仕上げられているそうですよ(^o^)
ちなみに、水は0℃で凍り始めますが、野菜や果物、魚や肉などの食品は水と違って0℃では凍りません。
それは、食品はそれぞれ凍り始める温度が違うからです。
この0℃以下からそれぞれのものが凍り始める温度(氷結点)までの温度領域を「氷温域」と言います。
氷温熟成で干し芋が美味しくなる理由とは?
「氷温熟成」とは、0℃より低く、食品が凍る直前(およそ-1℃〜0℃)の温度帯で食品を熟成させる方法です。
この温度帯は「氷温域」と呼ばれ、食品にとっては魔法のような環境。甘み・うまみ・食感が驚くほど引き出されるんです。
① ストレス反応で糖が増える
さつまいもが凍らないように「自己防衛反応」として、でんぷんを糖に分解し始めます。
この反応によってマルトース(麦芽糖)やグルコース(ブドウ糖)などの自然な甘みが増します。
② 酵素の働きで甘さがじっくり増す
氷温では酵素の働きがゆっくりと持続します。
特にアミラーゼという酵素が、でんぷんを糖に変え続けるため、
甘さが深く、まろやかになります。
③ 食感がなめらか&しっとり
冷凍と違い、氷温では細胞が壊れにくいため、水分や繊維の状態が保たれます。
その結果、しっとりやわらかく、なめらかな口あたりの干し芋に仕上がります。
④ 保存性が高く、雑菌の繁殖を抑制
0℃以下の低温環境では雑菌の活動が鈍くなり、保存性が高まります。
保存料を使わなくても、風味・鮮度・安全性を長くキープできるのも嬉しいポイントです。
氷温熟成の効果まとめ
| 効果 | 内容 |
|---|---|
| 甘みUP | ストレス反応ででんぷんが糖に変化 |
| 味の深み | 酵素の働きがゆっくり続き、まろやかになる |
| しっとり感 | 細胞が壊れず、水分保持力が高い |
| 保存性 | 低温で雑菌の繁殖が抑えられる |
氷温熟成干しいもをレビュー!味はどうなの?
パッケージからだしてみました。
皮つき干しいもとうたわれているように、皮がむかれずに
さつまいもらしい紫色が中の黄金色を美しく引きしめています。
もちろん皮の部分もまるごと美味しくいただくことができます。
この皮の部分もポリフェノールやビタミン豊富なので栄養面だってバッチリです!
スライスされたお芋が6個入りの食べきりサイズです。
干し芋の白い粉はほしいもの甘み(糖分)が表面に浮き出たものです。
さつま芋のでん粉が糖化されたものなんですね。
時間がたつと徐々に干しいもならではの白い粉がふえていくのですが、通常のほしいもはこれがついていくほどに甘さがましていきます。
素材をそのまま味わえ、白い粉の吹いたその自然の甘さが一層おいしさを引き立たせます。
そのまま食べてみると、柔らかいことには柔らかいのですが、ほどよく感じる噛みごたえ。
ふにゃふにゃすぎないさつまいも感がある弾力とお芋の優しい甘み。
お芋を噛めば噛むほど、どんどん甘みが広がっていき、食べごたえがあります。
一つの断面もほどよく厚みがあり、手のひらにおさまるサイズの大きさなので1枚のボリューム感もほどよいです。
茨城出身の私ですが、干しいも好きということもあり、ひたちなか市や鉾田市がご実家の友達からよく本場の干しいもを分けてもらって食べていました。
都内にでてきてからも、干しいも好きは変わらず、お昼ご飯や夜ご飯が干しいも、なんてこともあるくらいです。
個人的には柔らかい干しいもを求めつづけているんですが、この氷温熟成干しいもは少し毛色が違いました。
ほどよく柔らかく、何しろ甘みがちょうどいい。なんというかさつまいもの旨み?的なものが感じられます。
正直ここまでバランスの良い干しいもは食べたことがなかったため、ぜひとも一度は食べていただきたいものです。。この感動を伝えたい。
そのままでも美味しいのですが、
ちょっとトーストしてみたりしても、また美味しさが変わるのでオススメですよ。
保存方法と賞味期限
開封前は常温保存が可能ですが、なるべく直射日光・高温多湿を避けて保存してください。開封後は冷蔵庫で保管し、なるべく早めにお召し上がりください。
- 未開封: パッケージ記載の賞味期限まで(目安:約1〜2ヶ月)
- 開封後: 冷蔵で3〜5日以内に
- 冷凍保存もOK: ラップで包んで冷凍すると約1ヶ月保存可能。自然解凍か、レンジで10秒ほど加熱してからどうぞ。
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| 商品情報 | |
| 品名 | 氷温熟成皮つき干し芋 |
| 原材料名 | さつまいも(茨城県産) |
| 内容量 | 140g(およそ6枚) |
| 製造者 | 株式会社東京フード |
| 値段 | 496円 (税込み) |
| 購入元 | 成城石井 |
| 栄養成分表示/1袋100g当たり | |
| エネルギー : | 291kcal |
| たんぱく質 : | 3.5g |
| 脂質 : | 0.5g |
| 炭水化物 : | 71.1g |
| 食物繊維 : | 5.8g |
| ナトリウム : | 53mg |
氷温熟成皮付き干しいも:評価
| 甘さ | |
| 柔らかさ | |
| 味わい深さ | |
| さつまいもの風味 | |
| おすすめ度 |
実際に食べた方の口コミ
★4.8 / 5.0(楽天レビューより)
「しっとりしていて甘すぎず、上品な味わい。皮付きなのが珍しく、栄養も摂れて嬉しい!」
「甘みと食感のバランスが絶妙!おやつにも、軽い朝食にもぴったりです。」
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さらに深掘り!氷温熟成が干し芋を変える本当の理由
氷温熟成とは単なる「低温保存」ではありません。これは、食品の物理的・生化学的特性を最大限に引き出すための高度な熟成技術です。 ここでは、氷温下で何が起きているのかを、より科学的に解説します。
🍠 サツマイモが糖化する分子レベルの変化
氷温域(-1℃〜0℃)では、サツマイモが生理的ストレスを受け、「凍結回避応答」としてでんぷんを糖に変える酵素反応が活性化します。
このとき関与する主な酵素がアミラーゼ(α-アミラーゼ、β-アミラーゼ)です。
- α-アミラーゼ:でんぷんの内部を切断し、オリゴ糖に分解
- β-アミラーゼ:でんぷんの末端からマルトース(二糖類)に変換
このような連携により、でんぷん → マルトース → グルコースという流れで、自然な甘みが徐々に増していくのです。
🧊 氷温域の温度と「氷結点」の違い
「氷温」は水の0℃とは異なり、食品ごとに異なる氷結点(凍り始める温度)を考慮します。
さつまいもの氷結点はおよそ-1.2℃前後とされており、これを下回ると凍結して細胞が壊れてしまいます。
氷温熟成は「凍る寸前のギリギリで熟成させる」ため、
・酵素は働く
・細胞は壊れない
・微生物は繁殖しにくい
という最も都合の良い環境が実現するのです。
🧪 アミラーゼ活性の最適温度域
アミラーゼは一般的に30〜50℃前後で最も活性が高くなりますが、
実は低温でもゆっくりながら活性が持続します(特に植物由来の酵素)。
氷温域ではこの酵素反応がゆっくり・長時間持続するため、
時間をかけてじっくりと糖が生成され、「角のないまろやかな甘み」に仕上がります。
🔬 細胞構造と水分保持の関係
通常の冷蔵や冷凍では、食品内の水分が膨張し、細胞壁を破壊してしまいます。
しかし氷温域では凍結が起こらないため、細胞構造がそのまま保持されます。
これにより、水分が逃げずに保たれ、しっとり&なめらかな食感が維持されるのです。
📉 雑菌・酵母・カビの抑制
氷温環境では、食品の代謝は維持される一方で、雑菌や酵母などの微生物はほとんど活動停止します。
そのため保存料などを加えずとも安全性が高く、品質を保持できます。
まとめ:氷温熟成の本質は「分子の静かなドラマ」
| 氷温熟成の科学的効果 | 食品への影響 |
|---|---|
| アミラーゼ活性持続 | でんぷんがマイルドな甘みに変化 |
| 凍結しない低温 | 細胞破壊を防ぎ、しっとりした食感を保持 |
| 微生物の活動抑制 | 雑菌・カビの繁殖を抑えて鮮度キープ |
| ストレス応答 | 自己防衛で糖分が自然に増加 |
氷温熟成とは、まさに低温で眠るさつまいもが、じわじわと自ら甘くなっていく“静かな発酵ドラマ”
人工的な添加物に頼らず、素材のポテンシャルを最大限に引き出す、自然と科学の融合技術です。
よくある質問(FAQ)
- Q. 皮ごと食べても大丈夫ですか?
- A. はい、皮つきで販売されていますので、そのまま召し上がれます。皮にはポリフェノールが豊富に含まれています。
- Q. 温めても美味しいですか?
- A. トースターや電子レンジで温めると、より甘さが引き立ち、しっとり感が増します。
- Q. 子どもにも安心して食べさせられますか?
- A. 着色料・保存料不使用、無加糖なのでお子様のおやつにもぴったりです。















